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Technology

保有技術

原稿傾き・向きの自動補正、切り出し技術

概要

多種多様な原稿の傾き・向きの自動補正、切り出しを一括で行い、お客様業務のDX化に貢献するA3カラー複合機を開発しました。

技術詳細

背景

スキャナ単体機ではカードや帳票など様々なサイズ、厚さの原稿の読み取りが可能な一方、原稿の傾きや位置ずれが大きく、原稿外に余白も付くため視認性が悪いという問題がありました。そのため、読み取り後にPCソフトでの処理が必須で、お客様の手を煩わせていました。こうしたPCで行っていた処理を複合機内で完結する技術を搭載し、お客様文書の電子化、デジタルサービス連携などシームレスなデジタライゼーションに貢献するA3カラー複合機を開発しました。

技術の特徴

本技術は、以下の2つの技術で構成されます。

どんな傾きにも対応できる45度対応原稿傾き補正

本複合機では他社に対してダントツの45度までの原稿傾き補正、名刺からA3サイズまで不定形サイズを含めた原稿領域の切り出し機能を、高速な原稿傾き・サイズ検知処理、及び傾き補正時の使用メモリ量の削減により、複合機内でのリアルタイムな処理を実現しています。
これにより、これまでの複合機の読み取り速度・使い勝手を損なうことなく、PC並みに広範囲な傾き・位置補正、及び切り出しが可能となりました。

組み込みソフトによるAI天地補正

天地補正とは、読み取った原稿の上下左右の向きを自動で識別し、読み取り後の画像を正立した方向に補正して表示させる機能です。

一般に向きの識別では、原稿中の文字をOCR*4で認識し、その文字の向きを利用します。このため、OCR機能がない機種や、文字のない写真原稿などでは天地補正は困難でした。
しかし人間は、文字が判読できなくても原稿の向きが推測できます。
そこで様々な原稿をAIに学習させ、文字の向きからではなく、原稿を構成する画像全体から向きを識別・補正するAI天地補正機能を開発しました。

AIを用いた識別は一般に計算に時間を要し、計算に必要なメモリの量も多くなりがちです。このため複合機本体にAI機能を組み込むためには、AI専用のハードウェアや追加メモリが必要な場合があり、価格が高くなることがあります。
しかし本機能では、ソフト分野で培ってきた高速化技術、省メモリ技術をフルに活用することで、専用ハードウェアや追加メモリを不要にしました。
これによりAI天地補正では、業界初のソフトウェアのみによる、安価な組込AI機能を実現しています。
*4 OCR: Optical Character Recognition(光学文字認識)

関連情報

搭載製品名

  • RICOH IM C6010SD/C4510SD/C3010SD

表彰受賞歴

  • 特許取得済み