JAEN
Technology
保有技術
環境や経時で発生する色変動を抑制する機能を搭載。
中間転写ベルト上に形成した階調パターンをセンサで検知し、階調特性を自動的に補正することで画像品質を安定させます。
電子写真の画像形成プロセスにおいては、作像プロセスの制御(電位制御、トナー補給制御など)により、印刷の階調特性の維持を図っていますが、環境変動や時間経過でのプロセス特性(感光体の表面電位、トナー特性など)の変動が原因で、階調特性(濃度特性)が変動します。
従来、この変動した階調特性を補正する目的で、ユーザーが階調補正シートを印刷し、スキャナで読み取らせることで階調特性を補正する技術があります(ACC:Auto Color Calibration [自動階調補正]、図1)。ACCはユーザーが手動で実施する必要があるため、ユーザーの手間がかかり、ACCを実施しないユーザーに対しては環境や時間経過での濃度変動を抑制できないという問題がありました。
本技術は、以下の技術で構成されます。
機内の中間転写ベルト上に階調パターンを形成し、内部センサで各パターンの濃度(濃い/薄い)を検知し、階調特性を自動的に補正する技術を搭載しました。本技術では、印刷枚数などの一定周期で機内で自動実行するため、従来方式と比較して、紙出力、および、ユーザーによる調整の手動実行が不要となり、環境や時間経過に関わらず、同じ濃度で安定して出力することができます。
なお、制御タイミングや形成パターンのレイアウトを工夫することで補正時間を短縮し、印刷時間は従来機同等を維持しつつ、濃度安定を実現しています。
階調特性の変動を機器内部で定期的に自動補正することで、手動でのACCを実施しない場合に発生する環境や時間経過による濃度変動を低減しました。これにより、連続印刷(Start-End)、印刷タイミング(日跨ぎなど)での画質差異を低減することができました。