JAEN
Technology
保有技術
低温で定着可能な粉砕型カラー・トナー技術を開発しました。この技術は、トナーの融点を下げることで、より低い温度での定着を可能にします。この技術革新により、印刷時の消費電力が削減され、TEC値の低減にも貢献します。
本技術は、以下の技術で構成されます。
複合機(MFP)は、トナーを熱と圧力により用紙に定着させる定着工程で、多くの電力を必要とします。本工程における必要電力を削減する為には、トナーを低い温度で定着できるようにすること(低融点化)が重要です。しかしながら、単にトナーを低融点化すると、高温環境下でトナー同士が凝集しやすくなり、保存性が悪くなるという課題がありました。この課題に対して、トナーの低融点化と保存性能が両立する 「新規エステルワックス」を開発しました。
これにより低融点化されたトナーであっても、高温環境下におけるトナー表面の軟化を抑制し、トナー同士の凝集を防止することが可能になり、トナーの低融点化と保存性能の両立が可能になります。また、新規エステルワックス開発以外にも、新規トナー処方設計により高画質化に貢献しています。
新規エステルワックスにより低温定着可能なトナーを開発できた事で、複合機の中で一番電力を消費する定着器の電力を低く抑えることができます。これにより少ない電力で稼働する複合機を開発することが可能となり、環境に配慮した製品を市場に提供する事に貢献しています。
2012年に東芝テック製複合機へ搭載開始した低温定着粉砕カラートナーは、2008年に東芝テック製複合機へ搭載した粉砕カラートナーと比べて、最低定着温度はマイナス20℃を実現しました。
これにより、東芝テック製e-STUDIO6527AC/7527AC(2023年7月発売)において、業界トップクラスのTEC値*1を達成しています。
*1 省電力技術を搭載した製品で、東芝テックが調査した結果(2023年7月)。