エトリア株式会社(社長執行役員:中田克典、以下、「ETRIA」)は、一般社団法人 ビジネス機械・情報システム産業協会(会長 沖津雅浩、以下JBMIA)のプラスチックマテリアルリサイクルTF(タスクフォース)において、同協会の加盟社と樹脂コンパウンドメーカーが共同開発したポリスチレン(PS)再生プラスチックを、業界に先駆けて一部複合機製品のサプライに採用します。
今回各社が共同で開発したPS再生プラスチックは、OA機器と家電から回収したプラスチックを組み合わせたハイブリッドPCR(使用済み製品由来の再生原料)を90%使用しており、再生プラスチックの安全性を示すUL94規格も取得しています。OA機器から回収したプラスチック(再生素材)と、異業種から回収したプラスチック(再生素材)をハイブリッド化することで、各社の材料グレードや色材の統一化、需要と供給のバランス、コストなどの緒課題を解決した材料で、各社が自社製品への採用の検討を開始しています。
ETRIAは、今回共同開発したPS再生プラスチックをいち早く自社で生産する製品に採用します。まずは、リコー製複合機のトナーボトルの一部に採用し、2026年前半頃に市場投入を目指します。また、今後、他の用途への展開も検討していきます。リコーグループは1994年に「コメットサークル™」のコンセプトを制定し、持続可能な社会の実現に向け製品ライフサイクル全体で環境負荷の削減を進めています。ETRIAはリコーグループのモノづくりの中核を担う企業として、循環型経済の構築に向けて今回の取り組みのみならず、各事業プロセスにおける省資源化、省エネルギー化、再資源化を積極的に推進します。
ETRIAは、リコー、東芝テック、OKIの合弁会社として、各社のオフィス向け複合機/プリンターおよびその周辺機器や関連消耗品の開発・生産機能を担っています。これまで日本企業が牽引してきたプリンティング業界において、参画企業の複合機・プリンターの開発・生産部門を統合し、商品の企画・開発から調達・生産にいたるまでの各プロセスを最適化し、競争力の高い製品の実現と安定的な供給体制の構築に取り組んでいます。ETRIAは引き続き、顧客のデジタルトランスフォーメーション(DX)やプロダクトセキュリティ、省エネ・環境性能、サーキュラーエコノミーへの対応など近年高まる社会的要請に応え続けることで、持続可能な社会の実現に貢献していきます。
リコーグループは、お客様のDXを支援し、そのビジネスを成功に導くデジタルサービス、印刷および画像ソリューションなどを世界約200の国と地域で提供しています(2025年3月期グループ連結売上高2兆5,278億円)。
”はたらく”に歓びを 創業以来85年以上にわたり、お客様の“はたらく”に寄り添ってきた私たちは、これからもリーディングカンパニーとして、“はたらく”の未来を想像し、ワークプレイスの変革を通じて、人ならではの創造力の発揮を支え、さらには持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
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